記事の監修者
山下 裕貴
株式会社日本テレアポセンター 代表取締役
テレアポ・インサイドセールス領域において、スタートアップから上場企業まで多数の企業の営業支援を手掛ける営業代行・テレアポの専門家。
現場視点に基づいた再現性の高いノウハウを活用し、単なるアポイント獲得にとどまらない、成果につながる営業体制づくりを支援している。
「アポイント獲得だけを外部に任せられるのか」「費用はどのくらいかかるのか」。テレアポ代行を検討する担当者の多くが、サービスの中身と費用感をつかまずに情報収集を行なっています。
営業人員が足りず、新規開拓の架電まで手が回らない企業にとって、アポイント獲得工程の外注は有力な選択肢です。実際、中小企業庁「2026年版中小企業白書」では、人材確保を最重要の経営課題に挙げる中規模企業が44.7%と報告されており、営業体制を採用だけで整えることは年々難しくなっています。だからこそ、架電のプロにアポイント獲得を任せ、自社は商談に集中する分業が広がっているのです。
本記事では、テレアポ代行の仕組みと依頼できる業務範囲、3つの料金体系と費用相場、依頼から成果までの流れ、失敗しない依頼先の確認ポイントまでを解説します。読み終えるころには、自社がテレアポ代行を使うべきかを判断し、依頼先の検討に進める状態になれます。
テレアポ代行とは?アポイント獲得工程を任せられるサービスの仕組み
テレアポ代行を検討するときに最初に押さえておきたいのは、代行会社が受け持つ範囲です。担当するのは商談の約束(アポイント)を取るところまでで、商談から先は自社で対応する前提です。
アポイントを取るまでの工程の中でも、架電先のリスト作成、トークの台本づくり、架電、結果の報告のどこまでを任せるかは、発注側が選べます。
アポイント獲得に特化したサービスとしての位置づけを先に知っておくと、自社がどの業務を任せるかを決めるときの目安になります。
アポイント獲得に特化した営業支援サービス
テレアポ代行とは、新規開拓のための架電を行い、アポイントを獲得するまでを担当するサービスです。「アポイント代行」と呼ばれることもあります。
営業活動を見込み客との接点をつくる段階、商談で提案する段階、契約を結ぶ段階に分けると、テレアポ代行が受け持つのは最初の接点づくりです。相手企業に電話をかけ、話を聞いてもらえる担当者につながり、商談の日程を決めるところまでが代行会社の仕事になります。
依頼できる業務範囲はリスト作成から架電・報告まで
依頼できる業務は、主に架電先となるターゲットリストの作成、トークスクリプト(電話で話す内容の台本)の作成、架電、結果の報告です。リスト作成は基本料金に含まれる形が一般的です。
報告の中身は、料金体系によって差があります。毎月決まった額で稼働してもらう固定報酬型では、どんなトークで何件架電したかといった過程まで共有されやすい一方、アポイント1件ごとに支払う成果報酬型では、獲得したアポイントの報告だけで終わるケースもあります。
成果報酬型の場合、詳しいレポートの作成は別料金になりやすい項目です。依頼する範囲によって、支払う費用と手元に残る情報の両方が変わります。
自社で持っている顧客リスト(ハウスリスト)とトークスクリプトを用意し、電話をかける作業だけを任せる形も可能です。
テレアポ代行と営業代行・インサイドセールス代行の違い
テレアポ代行と混同されやすいのが、営業代行とインサイドセールス代行です。どれも営業活動を外部に任せるサービスですが、任せる工程の範囲が違います。
商談から先まで任せたいのか、商談の機会を増やすことに絞りたいのか、見込み客を時間をかけて育てたいのかによって、検討すべきサービスは変わります。
営業代行との違い|商談以降まで任せるかで分かれる
営業代行は、テレアポや商談、クロージング(契約の締結に向けた最終的な交渉)など、企業に代わって営業活動を幅広く行うサービスです。テレアポ代行は、そのうちアポイント獲得の工程だけを切り出して任せる形にあたります。
2つを使い分ける基準は、商談から先を誰が担当するかです。商談やクロージングまで外部に任せたいなら営業代行、商談は自社の営業担当者が行い、アポイントの獲得だけを任せたいならテレアポ代行が候補になります。
営業代行の仕組みや、ほかの営業手法との違いを詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
「営業をあと1人採用したいのに応募が来ない」、「新規開拓に手が回らず売り上げが頭打ちになっている」。 営業代行を調べ始めた方の多くが、こうしたリソース不足の悩みを抱えています。とはいえ、何をどこまで任せられるのか、費用はいくらかかるのか、テレアポ代行と何が違うのか、初めてではわからないことだらけで...
インサイドセールス代行との違い|リード育成まで含むかで分かれる
インサイドセールス代行は、見込み客(リード)に対して電話やメールなど対面以外の方法で連絡を重ね、関心を高めてから商談につなげるまでを担うサービスです。関心を高めていく工程は「リード育成」と呼ばれます。
テレアポ代行との違いは、このリード育成まで任せるかどうかです。テレアポ代行は、今の時点で話を聞いてくれる相手からアポイントを取ることに的を絞っています。一方、インサイドセールス代行では、すぐには商談にならない見込み客にも連絡を続け、検討が進んだ段階で商談を設定します。
リード育成は関心が高まるまで連絡を重ねる工程なので、ある程度の期間続けて依頼することが前提です。検討が進むまで時間をかけて見込み客と関わってほしい場合はインサイドセールス代行、まずはアポイントの数を増やしたい場合はテレアポ代行が合います。
テレアポ代行の料金体系はどれを選ぶ?3つの仕組みと費用相場
テレアポ代行の主な料金体系は、固定報酬型・成果報酬型・コール課金型の3つです。どれかが一律に有利ということはなく、商材によるアポイントの取りやすさや、必要な件数によって合うものが変わります。
それぞれの仕組みを押さえたうえで相場を並べてみると、自社がどれを選ぶべきかがみえてきます。
固定報酬型|改善提案まで含めて任せたい企業に合う
固定報酬型は、毎月決まった金額を支払い、代行会社のアポインターに一定の時間稼働してもらう契約です。費用は稼働時間で決まり、稼働時間を減らせば月額も下がります。
月額の中には架電だけでなく、架電結果の分析やトークスクリプトの改善提案が含まれやすく、進め方を代行会社と一緒に見直しながら架電を続けられます。ターゲットやトークスクリプトを試しながら固めていきたい企業に合う料金体系です。
注意点は、アポイントが1件も取れなかった月でも、稼働した分の費用がかかることです。
成果報酬型|初めての外注でリスクを抑えたい企業に合う
成果報酬型は、獲得したアポイント1件ごとに費用を支払う契約です。アポイントが取れなければ費用は発生しないため、支払う金額を成果に合わせて管理できます。初めてテレアポ代行を使う企業や、かけた費用に対してどれだけアポイントが取れたかを重視したい企業には、この仕組みが合います。
気をつけたいのは、何をもって「アポイント1件」と数えるかです。課金の対象になるこの地点を「成果地点」と呼び、商談の実施を成果地点にするのが基本ですが、資料送付の承諾などを成果地点にする契約もあります。成果地点をどこに置くかで変わるのは、1件あたりの単価と、自社に届くアポイントの中身です。
コール課金型|大量リストに低単価で当たりたい企業に合う
コール課金型は、電話をかけた回数に応じて費用を支払う契約です。固定報酬型が稼働時間に、成果報酬型が獲得したアポイントに対して支払うのに対し、コール課金型で課金されるのは架電そのものです。アポイントが取れたかどうかは、料金に関係しません。
支払いの単位が1回の架電なので、課金1回あたりの金額は3つの料金体系の中で最も小さくなります。多くの企業へまとめて電話をかけたい場合や、新しい商材が市場でどう受け止められるかを試したい場合に向いた料金体系です。
ただし、成果とは連動しないため、アポイントが1件も取れなくても、かけた回数の分だけ費用がかかります。
費用相場の目安|3つの料金体系を比較して自社に合うものを判断する
固定報酬型は、アポインター1人が月160時間稼働する場合で月80万円前後が目安で、金額は稼働時間に比例します。
成果報酬型は、アポイント1件あたり3万円前後が水準で、上限は5万円程度です。また、コール課金型は1コール100〜300円程度で、つながらなかった先へのかけ直しまで含むと200〜600円程度です。
どれを選ぶかは、月に必要なアポイントの件数と1件あたりの単価から総額を出して比べると判断しやすくなります。成果報酬型を1件3万円、固定報酬型を月80万円として、必要な件数ごとに月の総額を比べると次のとおりです。
| 月に必要なアポイント件数 | 成果報酬型の月額(1件3万円) | 固定報酬型の月額 | 総額が低い料金体系 |
|---|---|---|---|
| 10件 | 30万円 | 80万円 | 成果報酬型 |
| 27件 | 81万円 | 80万円 | ほぼ同じ |
| 30件 | 90万円 | 80万円 | 固定報酬型 |
※固定報酬型は
、月80万円で表の件数を獲得できた場合の試算。固定報酬型の月額はアポイントの件数にかかわらず発生します
件数が多いほど固定報酬型の総額は低くみえますが、それは月80万円の稼働で必要な件数を実際に獲得できた場合の話です。固定報酬型を検討するときは、どれくらいの件数を見込めるかも代行会社に確認しておくと比べやすくなります。総額が近い場合は、月額に含まれる支援の範囲も判断材料のひとつです。
テレアポ代行に依頼すると何が変わる?3つのメリット
テレアポ代行を使うと、営業担当者の時間の使い方、架電を担う体制のつくり方、決裁者と話せる機会の数の3つが変わります。どれも、これまで自社で抱えていた架電の負担を代行会社に任せることで生まれる変化です。
以下では、それぞれについて、依頼する前と後で何が違うのかを解説します。
営業担当が商談とクロージングに専念できる
営業担当者が少なく、新規開拓の架電と商談を同じ人が受け持っている場合、架電に時間を取られるほど、商談の準備や提案に使える時間は減ります。
架電は、つながらない相手へのかけ直しや受付でのやり取りを含めて件数を重ねる作業です。合間には結果の記録や、翌日にかけ直す架電先の確認なども発生するため、1日の中で架電業務が占める割合は小さくありません。
テレアポ代行に架電を任せると、担当者の架電に関する業務負担が減ります。かけ直し先の管理や結果の記録は代行会社側で行われ、担当者の手元に届くのは取れたアポイントと、その企業の情報です。担当者の空いた時間は、アポイントが入った企業の商談準備や提案、クロージングなど、受注に直接つながる仕事に回せるようになります。
採用・教育をせずに架電体制をすぐ確保できる
自社で架電の体制をつくるには、担当者の採用と研修が必要です。研修では商材の知識に加えて、実際の会話を想定したトークの練習も欠かせません。募集を始めてから実際に架電に入れるまでには、ある程度の期間と費用がかかります。
テレアポ代行では、架電に慣れたアポインターを代行会社が用意するため、採用や研修の期間を取らずに架電を始めることが可能です。商材の説明やトークのすり合わせは必要ですが、いちから人を育てるのに比べれば準備は短く済みます。
テレアポ代行のアポインターは自社で雇用するわけではないため、担当者が辞めても自社で採用からやり直す必要はありません。費用も、社員の給与のように架電の量と関係なく発生するものではなく、依頼する量に応じて増減する変動費として扱えます。
BtoB(法人)営業の決裁者接点を効率よく増やせる
BtoB(法人)への架電で商談に進むには、まず受付を通る必要があります。そのうえで、導入を決める権限を持つ人(決裁者)や、その判断に関わる担当者につながらなければなりません。受付で「営業のお電話はお断りしています」と断られたり、担当者と話せても決裁者との面談までたどり着けなかったりと、法人への架電には途中で止まりやすい場面がいくつもあるのです。
テレアポ代行で架電を担当するのは、受付での取り次ぎの頼み方や、断られたときの切り返し方を身につけたアポインターです。架電に慣れていない社員が電話をかける場合と比べて、同じ架電数で決裁者までたどり着ける機会を増やしやすくなります。
依頼前に知っておきたいテレアポ代行のデメリット3つ
テレアポ代行には、アポイントの中身が代行会社によって変わること、商談から先は任せられないこと、架電のノウハウが社内に残りにくいといったデメリットがあります。
これらはどれも、契約前に何を決めておくかで影響を小さくできるものです。以下では、それぞれが起こる理由と、契約時に決めておきたいことを解説します。
アポの質が代行会社によって左右される
代行会社が取ったアポイントが、すべて成約につながるとは限りません。
成果報酬型では、成約の見込みが低いアポイントでも成果地点を満たしていれば1件として費用が発生します。固定報酬型では月額は変わりませんが、見込みの低い相手とのアポイント獲得に稼働時間が使われるほど、成約につながりやすい相手に電話をかける時間は減ります。どちらの料金体系でも、支払った費用に対して受注につながる商談が少なくなる点は同じです。
見込みの低いアポイントが増える原因のひとつが、どんな相手とのアポイントなら1件として認めるかを、あいまいなまま契約することです。従業員数やエリア、売上規模のように客観的に判断できる条件なら、認識の食い違いが起きる余地は小さくなります。反対に、「温度感が低い相手は除く」のように受け取り方で判断が変わる条件は、発注側と代行会社の判断が分かれる原因です。
対策は、アポイントとして認める条件を契約前に文書にしておくことです。「特定の質問に『はい』と答えた相手はアポイントにする」のように、誰が見ても同じ判断になる形で書いておくと、請求の段階でもめにくくなります。
商談以降の工程は依頼範囲に含まれない
テレアポ代行が受け持つのはアポイントの獲得までで、商談や受注に向けたやり取りは自社で対応する前提です。代行会社から引き継がれるのは主にアポイント先の企業情報なので、商談で何を話すかは自社の営業担当者が組み立てる必要があります。
アポイントが取れたあとの資料送付や、商談前のリマインド、日程変更への対応をどちらが担当するかも、決めておかないと抜け落ちやすい部分です。商談に備えて知っておきたい情報があれば、引き継ぎの項目に含めてもらえるかを契約前に確認しておきます。
架電ノウハウが社内に蓄積されにくい
テレアポ代行に架電を任せると、どのリストにどんなトークで電話をかけ、どこで断られたのかといった情報は、実際に電話をかけている代行会社側にたまっていきます。自社は取れたアポイントだけを受け取る形になりやすく、将来自社で架電を始めようとしたときに、参考にできる材料が手元に残っていない状態になりかねません。
こうした状態を避けるには、レポートやトークスクリプトの共有事項を契約の段階で依頼内容に含めておくことが大切です。共有が別料金になるかどうかも、併せて確認しておきましょう。
共有を受けるだけでなく、自社側に担当者を置き、定例で結果を振り返って改善に一緒に関わる企業では、架電のノウハウが社内に残りやすくなります。
テレアポ代行の依頼から成果までの流れ|4ステップ
テレアポ代行を依頼してから成果を確かめるまでの流れは、開始前のすり合わせ、架電の準備、架電と改善、成果の評価の4ステップです。工程の多くは代行会社が進めますが、どのステップにも発注側が決めることや確認することがあり、そこでの関わり方がアポイントの数や中身に表れます。
以下では、ステップごとに発注側が何をするのかを中心に解説します。
ステップ1:ターゲットとアポイントの定義をすり合わせる
架電を始める前に、どんな企業に電話をかけ、何をもってアポイント1件と数えるのかを代行会社とすり合わせます。ここで決めた内容は、そのあとのリスト作成や架電、請求まで、すべての前提です。
狙う企業像は、業種や従業員数、エリア、話したい相手の役職など、リストの条件として使える形で伝えます。商材については、強みやよくある質問への答え方、架電で話してはいけない内容を共有しておくと、アポインターが電話口で迷わずに説明できます。
アポイントの定義で文書にしておきたいのは、成果地点と、1件として認める条件・認めない条件です。契約の段階でここまで決めておけば、請求時に「この1件は対象になるのか」と発注側と代行会社の判断が分かれるのを防げます。
ステップ2:リストとトークスクリプトを準備する
リストとトークスクリプトは代行会社が作成を担当し、発注側はそのもとになる情報を渡す分担が一般的です。発注側から渡すのは、狙いたい企業の条件、取引中の企業など電話をかけない先の除外リスト、商材の資料です。
ただし、リスト作成は代行会社に任せきりにせず、発注側も中身に関わります。既存の顧客に多い業種や企業規模、受注につながった企業の共通点は自社にしかない情報です。こうした顧客の特徴をリストの条件に反映すると、商材に関心を持ちやすい企業へ電話をかけられるため、アポイントにつながる確率が上がりやすくなります。
ステップ3:架電を開始しレポートで改善サイクルを回す
架電が始まってから発注側が担うのは、結果をもとに、トークスクリプトとリストの改善を代行会社と続けることです。結果は、代行会社から週ごと・月ごとに届くレポートと打ち合わせ(定例会)で共有されます。
レポートで確認しておきたいのは、架電数、担当者につながった割合(接続率)、アポイントになった割合と、断られたときの理由の傾向です。数字はリストの対象ごとや期間ごとに分けて比べると、どこで止まっているのかがわかります。
定例会では、レポート結果をもとにトークスクリプトとリストを見直します。接続率が低いリストは対象を入れ替え、同じ断り文句が続くならその答え方をトークスクリプトに加える。改善策の効果を次の週で確かめるといった流れです。
レポートを受け取るだけで何も変えなければ、うまくいったやり方も、うまくいかなかった理由も残らないまま架電が続きます。断り文句の中には、商材をよく知る発注側でなければ答え方を決められないものもあります。そのため、定例会には発注側も参加し、見直しの方向を一緒に決めることが欠かせません。
ステップ4:成果はアポ数だけでなく商談化率まで追って評価する
成果の評価でアポイントの件数だけを目標にすると、受注の見込みが低い相手とのアポイント件数ばかりが積み上がる可能性があります。件数が目標に届いていても、商談に進まなかったり、受注に結びつかなかったりすれば、費用に見合う成果とはいえません。
評価では、アポイント数に加えて、アポイントが実際の商談になった割合(商談化率)、商談から受注に至った割合(受注率)、かけた費用に対してどれだけ売上につながったか(費用対効果)まで追うことが大切です。
テレアポ代行の向いている企業・向かない企業
テレアポ代行が合うかどうかを決めるのは、営業に使える人手や扱う商材の特徴、架電の経験を社内に残したいかといった自社の状況です。外注したほうがよい企業もあれば、自社で架電を続けるほうが合う企業もあります。
以下では、それぞれに当てはまる企業の状況を解説します。
テレアポ代行が向いている企業の特徴
営業担当者が少なく、架電まで手が回らないためにアポイントが足りず、商談の数が伸びていない企業には、テレアポ代行が向いています。アポイントの獲得だけを外部に任せ、自社の担当者は商談に回る形を取れるためです。
架電の担当者を採用で確保しにくい企業も同様です。労働政策研究・研修機構「2023年度版 労働力需給の推計(2024年8月)」によると、経済成長と労働参加が現状から進まないシナリオでは、就業者数は2022年の6,724万人から2040年には5,768万人に減ると見込まれています。こうした見通しがある中では、架電の人員を採用だけで増やす計画は立てにくい状況です。
テレアポ代行が向かない企業の特徴
説明に深い専門知識が欠かせない商材を扱う企業は、自社で架電するほうが向いています。相手の質問に専門的な内容で答えられなければ話が進まない商材では、外部のアポインターが同じ水準で説明できるようになるまでに時間がかかるためです。
架電のノウハウを自社の資産として残したい企業も、自社で電話をかけるほうが合います。どのリストやトークで反応があったのかは代行会社のレポートでも共有できますが、電話口で相手の反応を直接つかむ経験は、自社の社員が実際に架電してはじめて身につきます。
テレアポ代行選びで最低限確認すべき5つのポイント
テレアポ代行を依頼して成果が出るかどうかは、契約前にどこまで取り決めるかと、契約後に誰が案件を担当するかで大きく変わります。依頼先を選ぶ際は、次の5点を最低限確認しておきましょう。
- アポイントの定義を契約前に明確にできるか
- レポートと定例で改善を続ける体制があるか
- 自社と似た商材や業界での実績があるか
- 契約後に担当するディレクターと、実際に架電するアポインターが誰になるか
- 成果報酬型の場合、合意した条件で自社の案件を優先して稼働してもらえるか
担当者まで確認するのは、商談の窓口となる営業担当者が優秀でも、契約後に案件を担当するディレクターやアポインターが同じ水準とは限らないためです。アポインターが専属でつくのか、シフトによって入れ替わるのかも併せて聞いておきます。
成果報酬型では、代行会社が取り組む案件を選ぶ立場にもなります。発注側が会社を選ぶだけでなく、条件の示し方や商材情報の共有を通じて、自社の案件が選ばれるよう働きかける姿勢も必要です。
これらの点をすべて確かめると、候補は絞られてきます。会社ごとの比較や細かいチェック項目は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
▶失敗しないテレアポ代行の選び方|会社比較・チェックポイント
商談の実施まで費用がかからないテレアポ代行サービス「ゲットリード」の支援内容
ゲットリードは、リスト作成からアポイント獲得、商談化までの新規開拓の工程をまとめて任せられる、成果報酬型のテレアポ代行サービスです。費用が発生するのは、アポイントを取った相手との商談が実際に行われたときだけです。架電の件数に応じた費用や、月額の固定費はかかりません。
リストやトークスクリプトが手元になくてもすぐに始められるところも特徴です。商材やターゲットの特徴を聞き取ったうえでゲットリードが作成し、架電の前に内容を確認できるため、準備のために社内の人手を割く必要はありません。自社で作成済みのハウスリストを持ち込むことも可能です。
架電が始まってからのリストとトークスクリプトの見直しも、現場の反応をもとにゲットリード側で続けます。アポイント獲得の報告や進捗はビジネスチャットツールで届くため、自社の営業担当者は架電の管理に手を取られず、届いたアポイントの商談準備に時間を使えます。
近い商材での対応実績や、具体的な進め方は、無料相談で確認できます。
▶完全成果報酬のテレアポ代行ならゲットリード
まとめ|テレアポ代行は営業人員が不足しアポ数が課題の企業に有効な選択肢
テレアポ代行は、新規開拓のアポイント獲得を専門の会社に任せ、自社の営業担当者が商談に時間を使えるようにするサービスです。料金体系には固定報酬型・成果報酬型・コール課金型があります。
テレアポ代行が向いているのは、営業担当者が少なく架電まで手が回らない企業や、架電の担当者を採用で確保しにくい企業です。採用や教育に時間をかけられない、すぐに即戦力がほしいといった企業にも向いています。
依頼先を選ぶときに確認したいのは、アポイントの定義を契約前に明確にできるか、改善を続ける体制があるか、似た商材での実績があるか、契約後に誰が担当するか、成果報酬型なら自社の案件を優先して稼働してもらえるかの5点です。
テレアポ代行は営業人員の不足を補う有効な選択肢です。これらの確認ポイントをもとに、依頼先の検討を進めましょう。